近年日本でも数多くのサプリメントが流通しています。

みなさんは、その中でもどんなサプリが売れていると思いますか?

果たして売れているサプリは本当に効くのでしょうか?

今回はそんな疑問を解決したいと思います。

 

売れるサプリと効くサプリは違う

有名なサプリメントでは、芸能人監修、専門家監修で〇十万箱突破などの広告を見ることが多いです。

確かに販売実績は素晴らしく、それに伴って信頼度も高いでしょう。

 

しかし、実際には効果がなかったり、お試し価格だと思って購入したら定期縛りがあり解約ができなかったなど、騙されたと思っている方も少なくありません。

それだけでなく、重篤な健康被害が出たり時には訴訟問題になるケースもあるくらいです。

 

つまり売れているサプリが、必ずしも効果があるかるから売れているわけではないのです。

 

選ぶときに注意すべき点6つ

それではなぜ、トラブルが多発するほど問題のあるサプリでも売れているのでしょうか。

サプリメントはどこを見極めて購入を決めるべきでしょうか。

詳しく6つまとめてみました。

 

1.漢方ではなく科学的な根拠の有無

 

世の中には、効果があるとされる成分はたくさんあります。

ですが実際には科学的な根拠のないものは多く、勘違いをしている方は大勢いるのです。

 

例えば、男性向けの活力系サプリにはよくスッポンやマムシ、ニンニクが配合されています。

しかし、実はスッポンやマムシ、ニンニクには男性機能に効果的である根拠は全くないのです。

高栄養価で体に良いため健康になることは期待できますが、いわゆる精力的な効果については昔からの単なるイメージに過ぎないのです。[参照]  [参照]

 

このように、なんとなく効きそうなだけの成分を配合しているサプリメントでは効果は期待できないです。

しかしながら、売れているサプリの一つの特徴として、根拠のないイメージだけの成分をセールスポイントにしている場合が多い事が挙げられます。

 

確かに専門的な知識でもなければ、当然効くだろうと深く考えずに買ってしまうのは分かりますよね。

ですから、中身の成分が本当に科学的・学術的な根拠があるのかしっかり下調べをすることが非常に大切なのです。

 

2.配合成分量を公表しているか

 

基本的にサプリメントなどの健康食品に含まれる成分は、天然由来の物など医薬品指定されていない安全性の高い成分です。

しかしいくら高栄養価で体に良い成分でも、過剰な摂取は体に悪影響を及ぼします。

にもかかわらず、成分の配合量が記載されていなければ安全かどうかの判断すらできないのです。

 

そして、配合量が記載されていないサプリのほとんどは、危険なくらい大量に成分を配合しているわけではありません。

むしろ効成分の配合量が少ない事が理由として考えれます。

 

有効性の高い成分はやはり値段も高く、たくさん配合するとサプリの原価も高くなります。

なのでコスト削減のために、値段の高い有効成分の配合量を少なくしているのです。

このようなサプリだと効果が出ないのもうなずけますね。

 

3.広告にお金をかけていないか

 

先ほど成分にお金をかけていない場合が多いと言いましたが、よく売れている有名なサプリメントなどは約5000円から15000円程度と高額なものが多いです。

それでは、どこにお金がかかっているから高額で販売されているのでしょうか。

正解は、有名人や専門家を監修者として広告塔になってもらうための宣伝費用です。

 

いかにも専門的な知識がありそうな第三者が監修しているとなると、その商品に対する信頼度は高まります。

ですが、実は監修者が誰であろうと信頼できる根拠としては弱いです。

なぜなら実際には共同で開発していなくても、すでに出来上がった商品をチェックするだけで監修者として広告に使えるからです。

つまり、良い商品を開発するためではなく、信頼を得るために有名人や専門家を雇っているのです。

 

しかし、有名人や専門家に監修者になってもらうには、かなりのお金がかかります。

そのため、肝心の中身はスカスカの効果があまり期待できないサプリでも高額で販売されているのです。

事実このようなサプリには、定期縛りや解約時に違約金が発生するなどのケースが多いです。

よく考えれば中身に自信がない事がうかがえますよね。

 

本当に効果があるサプリは希少性が高く高額な成分を配合している事が多いため、広告などにはお金がかけられていない場合がほとんどです。

有効性が高いなら、有名人や専門家などで誘引し定期契約で縛らなくても、自然とみんな継続するはずですからね。

 

4.安全性の高さ

 

サプリメントを飲んで健康に被害が出たり、最悪では死亡するといった事例もあります。

問題の原因となるのは製造環境が劣悪だったり、そもそも危険な医薬品指定されているような成分が混入していたりする可能性がある事です。

特に海外のサプリメントでは、危険性の高いサプリが販売されていることは珍しくないので注意が必要です。

 

それではどんなところを見れば安全性が確認できるのか、気になりますよね。

見るべきポイントは、サプリが製造されている工場が日本の「GMP」に認定されているかどうかです。

「GMP」とは医薬品や医薬部外品などの製品の取り扱いにおいて、原料の仕入れ、製造、出荷の全工程を管理するための指標です。[参照] 

この「GMP」認定工場で作られているサプリは比較的に安全性が高いと考えても間違いないでしょう。

 

そのようなサプリは公式サイトなどで記載されている事が多いのですぐにわかると思います。

ぜひ、注目してみてください。

 

インターネットの普及により簡単に様々な商品が手に入る時代なので、リサーチ不足が致命的な被害を招くこともあります。

ですから、しっかりと製造環境や原料の産国などを把握する事が大事なのです。

 

5.十分な粒数か否か

 

あらゆる成分には推奨されている摂取量が存在します。

これは過剰な摂取を防いだり、逆に効果的な量の基準とするためです。

 

例えば、活力系のサプリメントではお馴染みのアルギニンは効果を発揮するには1日に2000mgから4000mgの摂取が必要とされています。[参照]

そして、同じく活力系サプリで有名なシトルリンは1日に800mgが推奨摂取量です。[参照]

 

この二つの成分はセットで配合されている事が多いです。

なので、仮にこの二つの成分が配合されているサプリメントでは1日に何粒飲めば良いのか上記の量を基準に計算してみました。

すると一粒500mg程の大きめのタイプでも5〜6粒は飲まなければならない事になるのです。

 

しかし、1日に1粒から2粒など、1日の摂取量が少量であるサプリは多いです。

そのようなサプリに果たして本当に効果が期待できるのかは定かではありません

 

6.継続可能な価格なのか

 

サプリメントは即効性のある「薬」ではなく、長期間の継続した摂取で体質改善を目的とした「健康食品」です。

そのため、継続して購入できる価格帯の物を選ばなければなりません。

 

しかし、どのくらい続けたら良いのかわからない方も多いと思います。

そんな方のために、大体の目安をお教えしましょう。

 

全てのサプリメントに当てはまるわけではありませんが、飲み始めて体質が変化するまで約1ヶ月、効果を実感するまでに3ヶ月程が目安になります。

そして実感してからも、さらに3ヶ月ほどは継続して摂取する事で健康な体の基礎が出来上がると考えてください。

要するに、最低でも3ヶ月〜半年の摂取は必要なのです。

 

つまり、3ヶ月〜半年間の継続できる値段のサプリを選ばなければ、結局途中で効果を感じることのないままやめてしまうのです。

 

まとめ

さて、売れている有名なサプリの多くは、中身ではなく売る方法にお金をかけている事が分かりました

皆さんもこれを参考に、しっかりと成分や製造している工場、自分が継続できる価格なのかを見てサプリメントを探してください。

それではお付き合いいただきありがとうございました!